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祝 昇段 [将棋]

里見香奈さんが3段に昇段!!!

春から4段(プロ棋士)を目指して3段リーグに挑戦です。
参考記事はこちらから。

浅田真央ちゃんとどっちが凄いのか微妙です。

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里見香奈さん [将棋]

女流将棋棋士の里見香奈さんが12月23日の対局(2局)で1勝すると3段に昇段とか。
初段から2段になるのに少し足踏みしましたが、2段になってからは吹っ切れたようにあっという間に11勝3敗で、あと1勝で3段昇段です。
(ちなみに、彼女は女流棋士としては5段ですが、正式段位は2段です。正式な強さの尺度以外に女流棋士としての尺度があるわけで、この辺が話を分かりにくくしているような...)

理由は不明ですが、将棋は囲碁に比べて女性がプロになるのにめちゃくちゃハードルが高いです。いまだ正式な女性のプロの将棋棋士は存在せず。ちなみにプロになるには4段にならないといけないですが、女性が3段になるのも前人未到なので相当すごいことだと思いますね。3段になってもそれからが相当大変らしいですが...

囲碁はプロになるのに女性枠があって、多少ハードルを下げていますが、それでも正式ルートでも3人くらいプロになっているので、将棋に比べて女性向なゲームなんでしょうかね。

いずれにしろ、頑張れ!!!



PS
最近PCが壊れて茫然自失でした。へそくりで何とか新しいPCを調達してそれはそれで楽しんでいますが、撮りためた写真データがなくなったのは返す返すもくやしい。年賀状、どうしよう... (T-T

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ボンクラーズ [将棋]

将棋ソフトのボンクラーズが、日本将棋連盟会長の米長邦雄さん(元名人)に勝ったとか。
10年以上前にIBMのディープブルーがチェスの世界チャンピオンに勝った時も衝撃的な話題でしたが、その当時はとった駒が使える将棋ではまだまだ時間がかかりそう、というような雰囲気でした。

引退したとはいえ元プロ棋士トップクラスの米長邦雄さんに勝つんだから、将棋でもコンピュータの実力はかなりのものなんでしょう。一昨年、将棋ソフトのあからが女流棋士の清水市代さん(女流棋士は正式な意味の将棋のプロ棋士ではないです)に勝った時にも驚きはありましたが、米長邦雄さんクラスに勝つにはもうちょっと時間がかかるかなと思っていましたがたった一年でした。来年には現役プロ棋士との対戦も予定されているようなので、どうなるんでしょうか。ボンクラーズの開発者の伊藤さんは、すでにボンクラーズのレベルは並みのプロを超えている、と考えているようです。



ここまで来ると、素人目には遠からずコンピュータに人間が勝てない日が来そうな感じがしますが...



将棋のプロになるのは相当大変で、天才が血と汗と涙を流してやっとなれるものだと聞いていた訳です。それにコンピュータが勝つ日が来るんですかね。将棋のトップクラスの人にコンピュータが勝てるようになった時、血と汗と涙を流してもプロ棋士になれなかった天才たちはどう思うんでしょうかね... そしてその後、将棋のプロ棋士はどうなっちゃうんでしょうか...

ボンクラーズが米長邦雄さんに勝った話を囲碁のプロ棋士は、囲碁の世界でコンピュータが人間に勝つには時間がかかるだろうというようなコメントをしていたようですが、それだってね...

素人は何かあると面白おかしく短絡的に考える訳ですが、知的ゲームでは深いところでコンピュータには越えられない大きな壁があるんだと思いたいですけどね。



最近、BSデジタルで放送大学の授業が閲覧できるようになったので、録画して記憶に関連する授業を暇つぶしに聴講しています。記憶にはあいまいでアバウトな部分があって、知的なゲームのロジックよりはるかに複雑なメカニズムがあるように感じますが、それだっていつかコンピュータでマネできたりして...



そうなると人間って何なんでしょうか。
パソコンをいじっていて計算能力では負けていても、パソコンに劣っているとは微塵も思わない訳ですが、知的な領域が解明された暁に、すべての領域で自分より勝っているパソコンくんとどう付き合うんですかね。
だからって人間をやめる訳にはいかないでしょうが。

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日本将棋連盟 「女流棋士会分裂の経緯・公式見解」 [将棋]

暇つぶしに日本将棋連盟のHPをのぞいたら、タイトルのような記事が掲載されていました。
将棋の女流棋士をめぐってはここ数年いろいろ揉め事が絶えないようです。

揉め事の原因はいろいろあるようですが、根底には将棋の女流棋士は正式なプロ棋士とは認定されておらず、またその道も閉ざされていると言う事につきると思います。正式なプロ棋士になるには、プロ棋士養成機関である奨励会を勝ち抜き四段になるしかなく、相当厳しい道のりのようです。プロ棋士に、これまでで一番うれしかった事はと聞くと、大概のプロ棋士は四段になった事と答えるらしいです。

ただ最近は女流棋士も強くなってきていて、男性プロ棋士に勝つこともままあり、またプロ、アマチュア出場可能な棋戦でアマチュアがプロ棋士に勝つことも珍しくなくなっています。さすがに、そのような棋戦でアマチュア棋士が優勝するような事はあり得ない事のようですが、昔に比べてプロ棋士とアマチュア実力者や女流棋士との実力差が接近しているのは確かなようです。

ま、そのような時代的背景があって、2005年に当時アマチュアの瀬川晶司さんが日本将棋連盟にプロ編入の嘆願書を提出したあたりからから、女流棋士をめぐる問題も顕在化したように思います。瀬川さんは元奨励会会員でしたが年齢制限でプロ棋士になるのを断念。その後アマチュアとして将棋を指す中でプロ棋士に対して7割以上の勝率をあげ、再度プロ棋士を目指すべく嘆願書提出となったようです。

瀬川さんはプロ編入試験を特別に許されこれを3勝2敗で突破。プロ棋士見習いのような立場(フリークラス棋士)になりここで勝率6割5分以上をあげ、今年晴れて名実ともにプロ棋士になりました。で、瀬川さんの編入試験の第四局の相手が女流棋士の中井広恵さんで、リンク先にいろいろ書かれていますが(他の女流棋士も含めて)かなり微妙な気持ちがあったようです。
プロ編入試験第四局

その後中井さんは十数名の女流棋士とともに日本将棋連盟を離れて日本女子プロ将棋協会(LPSA)を設立。日本将棋連盟所属の女流棋士とLPSAの女流棋士が女流棋戦で普通に対局しているようなので、そんなに揉めなかったのかなと思っていたんですが。日本将棋連盟のHPにタイトルのような記事が出ているところを見ると、いまだにごたごたしているんですね。

僕自身、瀬川さんの編入試験での中井さんやほかの女流棋士の発言を聞いて女流棋士の厳しい立場を認識したわけですが。プロ棋士の底辺をめぐっては、アマチュア強豪や女流棋士との実力差がなくなってきており、プロ棋士になる道が奨励会(年齢制限付き)だけというのは時代にマッチしないように思います。またそれとは別に、普及の面でも貢献している女流棋士を相応に評価することも必要に思います。ただこの事は、プロ棋士の数の増加や、相応に評価するって結局はお金が絡むでしょうから、プロ棋士を支える構造をどうやって変えるのかという問題に行きつくでしょうから簡単ではないでしょうね。

ちなみに囲碁ではプロになるのに女流特別枠というのがあって多少優遇されているようですが、プロとしての処遇面では基本的に男性と女性の違いはないようです。とはいってもプロ囲碁組織の財政も火の車らしいので大変なように見えます。

瀬川さんに関しては興味のある方は以下を参照ください。
瀬川晶司のシャララ日記
09年5月16日の「最高の一日」が瀬川さんが名実ともにプロになった日です。
Wikipediaの瀬川さん


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