日本将棋連盟 「女流棋士会分裂の経緯・公式見解」 [将棋]
暇つぶしに日本将棋連盟のHPをのぞいたら、タイトルのような記事が掲載されていました。
将棋の女流棋士をめぐってはここ数年いろいろ揉め事が絶えないようです。
揉め事の原因はいろいろあるようですが、根底には将棋の女流棋士は正式なプロ棋士とは認定されておらず、またその道も閉ざされていると言う事につきると思います。正式なプロ棋士になるには、プロ棋士養成機関である奨励会を勝ち抜き四段になるしかなく、相当厳しい道のりのようです。プロ棋士に、これまでで一番うれしかった事はと聞くと、大概のプロ棋士は四段になった事と答えるらしいです。
ただ最近は女流棋士も強くなってきていて、男性プロ棋士に勝つこともままあり、またプロ、アマチュア出場可能な棋戦でアマチュアがプロ棋士に勝つことも珍しくなくなっています。さすがに、そのような棋戦でアマチュア棋士が優勝するような事はあり得ない事のようですが、昔に比べてプロ棋士とアマチュア実力者や女流棋士との実力差が接近しているのは確かなようです。
ま、そのような時代的背景があって、2005年に当時アマチュアの瀬川晶司さんが日本将棋連盟にプロ編入の嘆願書を提出したあたりからから、女流棋士をめぐる問題も顕在化したように思います。瀬川さんは元奨励会会員でしたが年齢制限でプロ棋士になるのを断念。その後アマチュアとして将棋を指す中でプロ棋士に対して7割以上の勝率をあげ、再度プロ棋士を目指すべく嘆願書提出となったようです。
瀬川さんはプロ編入試験を特別に許されこれを3勝2敗で突破。プロ棋士見習いのような立場(フリークラス棋士)になりここで勝率6割5分以上をあげ、今年晴れて名実ともにプロ棋士になりました。で、瀬川さんの編入試験の第四局の相手が女流棋士の中井広恵さんで、リンク先にいろいろ書かれていますが(他の女流棋士も含めて)かなり微妙な気持ちがあったようです。
プロ編入試験第四局
その後中井さんは十数名の女流棋士とともに日本将棋連盟を離れて日本女子プロ将棋協会(LPSA)を設立。日本将棋連盟所属の女流棋士とLPSAの女流棋士が女流棋戦で普通に対局しているようなので、そんなに揉めなかったのかなと思っていたんですが。日本将棋連盟のHPにタイトルのような記事が出ているところを見ると、いまだにごたごたしているんですね。
僕自身、瀬川さんの編入試験での中井さんやほかの女流棋士の発言を聞いて女流棋士の厳しい立場を認識したわけですが。プロ棋士の底辺をめぐっては、アマチュア強豪や女流棋士との実力差がなくなってきており、プロ棋士になる道が奨励会(年齢制限付き)だけというのは時代にマッチしないように思います。またそれとは別に、普及の面でも貢献している女流棋士を相応に評価することも必要に思います。ただこの事は、プロ棋士の数の増加や、相応に評価するって結局はお金が絡むでしょうから、プロ棋士を支える構造をどうやって変えるのかという問題に行きつくでしょうから簡単ではないでしょうね。
ちなみに囲碁ではプロになるのに女流特別枠というのがあって多少優遇されているようですが、プロとしての処遇面では基本的に男性と女性の違いはないようです。とはいってもプロ囲碁組織の財政も火の車らしいので大変なように見えます。
瀬川さんに関しては興味のある方は以下を参照ください。
瀬川晶司のシャララ日記
09年5月16日の「最高の一日」が瀬川さんが名実ともにプロになった日です。
Wikipediaの瀬川さん
将棋の女流棋士をめぐってはここ数年いろいろ揉め事が絶えないようです。
揉め事の原因はいろいろあるようですが、根底には将棋の女流棋士は正式なプロ棋士とは認定されておらず、またその道も閉ざされていると言う事につきると思います。正式なプロ棋士になるには、プロ棋士養成機関である奨励会を勝ち抜き四段になるしかなく、相当厳しい道のりのようです。プロ棋士に、これまでで一番うれしかった事はと聞くと、大概のプロ棋士は四段になった事と答えるらしいです。
ただ最近は女流棋士も強くなってきていて、男性プロ棋士に勝つこともままあり、またプロ、アマチュア出場可能な棋戦でアマチュアがプロ棋士に勝つことも珍しくなくなっています。さすがに、そのような棋戦でアマチュア棋士が優勝するような事はあり得ない事のようですが、昔に比べてプロ棋士とアマチュア実力者や女流棋士との実力差が接近しているのは確かなようです。
ま、そのような時代的背景があって、2005年に当時アマチュアの瀬川晶司さんが日本将棋連盟にプロ編入の嘆願書を提出したあたりからから、女流棋士をめぐる問題も顕在化したように思います。瀬川さんは元奨励会会員でしたが年齢制限でプロ棋士になるのを断念。その後アマチュアとして将棋を指す中でプロ棋士に対して7割以上の勝率をあげ、再度プロ棋士を目指すべく嘆願書提出となったようです。
瀬川さんはプロ編入試験を特別に許されこれを3勝2敗で突破。プロ棋士見習いのような立場(フリークラス棋士)になりここで勝率6割5分以上をあげ、今年晴れて名実ともにプロ棋士になりました。で、瀬川さんの編入試験の第四局の相手が女流棋士の中井広恵さんで、リンク先にいろいろ書かれていますが(他の女流棋士も含めて)かなり微妙な気持ちがあったようです。
プロ編入試験第四局
その後中井さんは十数名の女流棋士とともに日本将棋連盟を離れて日本女子プロ将棋協会(LPSA)を設立。日本将棋連盟所属の女流棋士とLPSAの女流棋士が女流棋戦で普通に対局しているようなので、そんなに揉めなかったのかなと思っていたんですが。日本将棋連盟のHPにタイトルのような記事が出ているところを見ると、いまだにごたごたしているんですね。
僕自身、瀬川さんの編入試験での中井さんやほかの女流棋士の発言を聞いて女流棋士の厳しい立場を認識したわけですが。プロ棋士の底辺をめぐっては、アマチュア強豪や女流棋士との実力差がなくなってきており、プロ棋士になる道が奨励会(年齢制限付き)だけというのは時代にマッチしないように思います。またそれとは別に、普及の面でも貢献している女流棋士を相応に評価することも必要に思います。ただこの事は、プロ棋士の数の増加や、相応に評価するって結局はお金が絡むでしょうから、プロ棋士を支える構造をどうやって変えるのかという問題に行きつくでしょうから簡単ではないでしょうね。
ちなみに囲碁ではプロになるのに女流特別枠というのがあって多少優遇されているようですが、プロとしての処遇面では基本的に男性と女性の違いはないようです。とはいってもプロ囲碁組織の財政も火の車らしいので大変なように見えます。
瀬川さんに関しては興味のある方は以下を参照ください。
瀬川晶司のシャララ日記
09年5月16日の「最高の一日」が瀬川さんが名実ともにプロになった日です。
Wikipediaの瀬川さん
2009-08-23 14:29
nice!(24)
コメント(5)
どこの世界でもいろいろとあるんですね
by pi-ro (2009-08-25 20:32)
今日は よろしくお願いしますね^^すごいですね^^
by アシックス シューズ (2013-07-26 19:50)
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by グッチ 時計 (2013-09-07 06:09)
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